LiquidLogicの勧め
最近はメモをとりまくっています。すぐに「あれっ?さっき思いついたことってなんだったっけ?」となってしまうので。メモの内容は、やることだったり、買い物のメモだったり、ブログのねただったり、わからない単語だったり、たんに興味のあることがらだったり。ポッドキャストを聞いて「後で調べよう」なんてのも多いですね。
昔はメモ帳と小さいペンをポケットに入れていましたが、最近はスマホでメモがとれてとても便利です。スマホのメモはいろいろ試して、しばらくはSimplenoteというアプリを使っていました。単体ではできないのですが、ResophNotesというのを使うとパソコンからテキストデータとしてアクセスできて便利でした。このシンプルでスマホでの立ち上げが早く、かつパソコンからもテキストデータとして編集できるというのが必須条件です。メモアプリが立ち上がるのが遅いと「なにをメモしようとしていたんだっけ?」とすぐになってしまうんですよね。そしてメモを加工するのに慣れたエディタであるVimが使えないと困ります。この両者を満たしてくれるのがSimplenote+ResophNotesでした。しかし、ResophNotesはサイトの更新もないし、利用者も少なそうだし、セキュリティに不備があっても気が付かなそうで怖いなと思うようになってしまいました。そこで、しばらくはSimplenoteのダウンロード機能を使っていたのですが、めんどくさい上にUIがちょこちょこ変わるので「やってらんないな」となりました。
そんなこんなで、メモアプリ探しの旅が始まるのですが、パソコンからテキスト形式でアクセスできるという条件に当てはまるものがほとんどありません。いくつもアプリを試して、ようやくDropboxでできるということに気がつきました。"Create"ボタンから"Create or upload file"を選んで、さらに"Text file"を選ぶとテキストエディタが開きます。これはなかなか気が付けないですよね?
Dropboxは単体でパソコンと勝手に同期をとってくれて便利でした。しかも、パソコンとスマホの両方からアクセスして競合してもちゃんと検出して残しておいてくれるんですよね。「もうこれでいいや。お金払って容量を買うかな?」ぐらいまでいったのですが、ブログもどきを始めてみたら、レンタルサーバからDropboxにアクセスできないことに気がつきました。
現実的な手数でレンタルサーバへアップロードするためには、パソコンで同期を取ってからrsyncなりでサーバにアップロードですが、パソコンを介さないとできません。外出先で書いたブログを公開するのは家に帰るまで待たねばなりません。それはやだ。
そして再びメモアプリ探しの旅に出ることになりました。前回の旅のときにあらかた試してしまったのでDropboxを使いながら、たまに「なんかないかな?ないだろうな」と死んだ目で検索をするぐらいでしたが。そしてやっとLiquidLogicというアプリを見つけました。
LiquidLogicはSFTPやFTPSでレンタルサーバのファイルに直接書けるiPhoneアプリです。これがSSHでサーバに接続できたりして便利です。問題点はSFTPかFTPSでのアクセスなのでコンフリクトの検出機能がないことですね。iPhoneから編集して、保存しないうちにパソコンからSSHで入って編集してしまうと、どちらかの変更が消えてしまいます。いろいろ考えたのですが、今のところはこまめに保存して、エディタを終了しておくという「運用でカバー」でなんとかやっています。
まだ試していないのですが、LiquidLogicにはバージョン管理機能があるみたいなので、それを使えばなんとかなるのかと考えましたが、サーバのGitのリポジトリにアクセスできるわけではなくて、Githubのようなサイトで使う機能のようです。
あと、SSLで接続中にiPhone側のエディタでファイルを編集できる機能もあるのですが、これはうまく動きませんでした。必ず動かないわけではなくて、成功したり、「ターミナルがコマンド入力を受け付けていません。」というエラーが出たり。まあ、あんまり使わなそうなので問題ないですが。さくらのレンタルサーバのセキュリティに引っかかっているのか、FreeBSDと相性が悪いのか、何か自分が勘違いしているのかはよくわかりませんが。
ともかく、サーバのファイルを編集できるので、iPhoneからもパソコンからも編集できるし、SSLでコマンドも打てます。しばらく使っていますがクラッシュしたこともないです。画面分割やHTMLプレビュー表示にも対応していてお勧めです。
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