親指シフトってなんだ?

 ErgoDox EZを買い、日本語入力は親指シフトを試してみようということになりましたが「そもそも親指シフトとはなんぞや?」というところからでした。

最初は名前から「小指でシフトキーを押さないで親指で押す配列なのかな?」ぐらいに思ってました。でもシフトキーはシフトキーとして普通の位置にあって、日本語入力用のシフトキーが親指で押しやすい位置にあるんですね。

さらに詳しく調べた結果、富士通の開発した親指とアルファベットやいくつかの記号のキーを同時押しすることによって日本語のかなを入力する方式らしいことがわかりました。数字キーは使わないので、アルファベット等の2×3×5=30のキーと親指シフトキー2つの組み合わせで30×3=90の文字が入力できるらしいです。これはErgoDoxで使える。

日本語の表現では
・「ゐ」と「ゑ」を除いて清音が46
・「ゔ」を入れて濁音21
・半濁音5
・「ぁぃぅぇぉっゃゅょ」の小さい文字が9
・「。、ー.,・゛゜」と全角空白で9
で全部で90です。最後のやつは「それいるのか?」と思うやつが入っていて、括弧とかチルダがありませんが、親指シフトキーと数字の組み合わせが空いているので大丈夫です。

これらが具体的にどのキーにどの文字が割り当てられているのでしょうか?これにはどうもいくつか流派があって、NICOLA、orz、飛鳥、小梅などの配列があるようです。普通のキーボードだとタイプライターの名残りでずれているので、右親指シフトとyの組み合わせが押しづらかったりするらしいです。でもErgoDoxならそんな心配はありません。他にはもっと効率的なキー配置を求めて試行錯誤している方達がいるらしいです。でもとりあえずは最大派閥らしいNICOLAを試すのがよいでしょう。

とりあえず親指シフトの基本がわかって、使う配列が決まったので、次回「どうやって親指シフト環境を作るのか?」編に続きます。

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